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Libro y diálogo 本と対話。

大好きな本と日々雑感。メキシコ・イラプアトにての生活も含めて。

『内なるネコ』

 

日本出国前の最後の最後にして出会った、 バロウズの晩年の作品『内なるネコ』

バロウズに引っ掛かったのは、射撃の名人であった彼がメキシコで誤って妻を撃ってしまったことを知り、何だかバロウズを読みたくなり、ただ時間もなかったので短編というか随筆のような、猫ちゃんへの愛が溢れる作品。

 

内なるネコ

内なるネコ

 

 面白かったのは、猫は実際家であり保護を求めるが、愛情はただではない。ゆえに自分自身を提供するという下り。エンジンモーターが入ってるかのようにゴロゴロと喉を鳴らし、噛み付いてはざらざらの舌でぺろぺろと舐めてきたり。こんな事をされると、この子は大事にしなきゃと思わざるを得ない。

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バロウズの悪魔的な文章に猫たちの刹那が重なる。